18日の新興市場は、買い優勢の展開となった。ブロードバンドタワーのS安が響きヘラクレス指数は反落したものの、その他の指数は上昇。好決算発表の楽天が牽引する形で、Jストック指数が急伸。ライブドアが約1年ぶりに500円回復、バイオ関連銘柄でS高が続出したマザーズ指数も大幅高となった。市場エネルギーを示す売買代金は、ジャスダック市場が前日比14%増、マザーズ市場は約2倍に膨らんだ。

 また、比較的底堅い推移を見せていたジャスダック平均が半月ぶりに年初来高値を更新するなど、完全に投資家心理は好転したと言えよう。新興市場全体と反比例する形で急伸したブロードバンドタワーがS安したことは、一つの転換点になるのかもしれない。

ネクストコム(2665) 50.8万円+1.3万


本日は商いを伴い続伸しましたね。株式売り出しで、上値が非常に重かったんですが突破。19日引け後発表される東証1部昇格に対する期待感は強そう。仮に、今回落選しても、2月にはほぼ確実で昇格できるハズなんで、調整しても小幅に済みそう。

なんてったって、業績が良いから放置ブレーでも、心配なしかな。


現状は66万円の含み益。さて、どの程度積み上げられるかな?

 17日の新興市場は、総じて堅調に推移した。マーケットメイク銘柄のスペースシャーワー、ソフトバンクグループのイートレードが商い伴って上昇したほか、IBダイワ、クオンツ、プラコーなど低位の仕手系材料株が人気化。主力株で構成するJストック指数は7日続伸と力強さが見られた。 
後場に入り利益確定売りが優勢となった東証1部市場を尻目に、ジャスダック市場では後場に上げ幅を拡大する銘柄が目立つなど、徐々に新興市場への資金回帰が起きているようだ。ジャスダック市場の売買代金も前日比15%増加するなど、ボリューム面での厚みも増してきている。
 16日の新興市場は、買い優勢の展開となった。引き続き、時価総額上位の主力株が堅調に推移し、Jストック指数は6日続伸。冴えない動きが続いていた直近IPO銘柄もほぼ全面高となるなど、新興市場への投資マインドも徐々に改善しているようだ。特に、快進撃を続けるブロードバンドバンドタワーの時価総額は、遂に1500億円を突破。サイバーエージェントを一気に抜き去るなど、株価の動きだけを見ると4月の萌え相場を演出したガンホーの姿と重なって映る。現状では、周辺銘柄への波及はないが、どこまでこの相場が続くのか注目される。 
 これまで市場エネルギーの乏しさを懸念していたが、この日は三市場とも売買代金が急増した。前日比で、ジャスダック市場は31%増、マザーズ市場が10%、ヘラクレス市場は34%増と商いが回復している。東証1部に流出した資金が再び新興市場に戻ってくるのか、暫く注視したい。
 15日の新興市場は、総じて買い優勢の展開となった。JCOM、楽天など時価総額上位の主力株が堅調に推移。Jストック指数は5日続伸するなど徐々に、相場反騰の兆しが垣間見える。ただ、大型分割を発表したファーストエスコ、GMOPGが大きく売り込まれるなど、相変わらず地合いの悪さを印象付ける事象が散見されるだけに、予断は許さない。 
ちょうど1ヶ月前(7月15日)と現在の売買代金を比較すると、東証1部は1.5倍に膨らんでいる一方、ジャスダック市場は半分に減少。両市場の勢いの差が歴然としていることが窺い知れる。今後は、どの程度売買代金が回復するかが、新興市場底打ちのサインとなりそうだ。

 12日の新興市場は、売り優勢の展開となった。週半ばからの「小型株→大型株(東証1市場)」という資金シフトが続き、軟調に推移する銘柄が目立った。好業績観測のソーテック、上方修正発表のアップルインターなど、個別で好材料が出た銘柄は大きく買い進まれたものの、市場への影響は限定的一方、これまで快進撃を続けてきたブロードバンドタワーが初の下落、上場2日目のクロップスが急落したのを筆頭に直近IPO銘柄の下げが厳しい。 直近IPO銘柄の株価動向は新興市場の相場を測るうえで、一つのバロメータになりうるが、ここに来て初値を下回る銘柄が相次いでいるのは気掛かりだ。ジュピターテレコム、イートレードなど、時価総額銘柄に復調の兆しが見え始めたのは唯一の救いか。

 11日の新興市場は、高安まちまちの展開となった。相場活況を背景にイートレード証券、スパークスが大きく上昇するなど、ジャスダック市場では堅調に推移する銘柄が多かった。一方、前日から失速気味になっていることが気掛かりと指摘していたマザーズ市場では、直近IPO銘柄を筆頭に下げが目立つ。市場全体で軒並み大幅高となった証券株において、マネックスBが唯一上昇しなかったのはこの日の相場を象徴しているように映る。 

現在の株式市場では、時価総額上位の大型株(東証1部)を選好する流れとなっており、新興市場、小型株には不利な流れだ。暫くは、業績好調な小型株の押し目を拾う絶好のチャンスになるかもしれない。

ず~っと目をつけていたけど、なかなか買えなかったネクストコム(2665)。1Q決算が超サプライズの好決算だったんで、今年の出世株と勝手に判断。下値で指値を入れども、下がる気配がなく遂に痺れを切らして指値をあげてしまった。一応、48.6万円で30株ゲットし、終値49.3万円だから、よしとするか。

 10日の新興市場は、総じて堅調な展開となった。政府、日銀の踊り場脱却宣言、良好な経済指標(機械受注やオフィス空室率など)、NY株の上昇、寄付き前の外資系証券動向の大幅な買い越しなど、ポジティブ材料が相次ぎ投資家心理が好転した。この日は、相場活況を背景にEトレード、マネックスなどの証券が商いを伴なって上昇したほか、好業績銘柄に値を飛ばす銘柄が散見された。ただ、東証1部市場が後場一段高となる一方で、マザーズ市場の主力株(ライブドア、フィンテック、AMI、一休など)下げに転たほか、分割発表を発表したランドが売り込まれるなど、活況相場に水を差す兆候も出てきており注意したい。 

 ちなみに、東証1部市場では日経平均が12000円台を回復、TOPIXは約4年ぶりの高値を更新し、年初来高値銘柄も164(全上場銘柄の10%)にも及ぶが、新興市場では直近の株価急落がたたり高値を抜ける銘柄はまだ少ない。市場別では、ジャスダックは29銘柄(同3.7%)、マザーズ3銘柄(同2.2%)、ヘラクレス2銘柄(1.7銘柄)と東証1部との差は歴然となっている。


 9日の新興市場は、全面高となった。前日の前場で大底を確認し、後場から反発基調に転じていたが、この日はその流れを受け継ぐ格好となった。楽天を筆頭に時価総額上位の主力株は軒並み高、これまでの相場押し下げの要因となっていた直近IPO銘柄でも急反発する銘柄が相次ぎ、投資家心理は好転した。
 暫くの間は今回の調整で大きく売り込まれた銘柄を中心にある程度の戻りは期待されよう。ただ、業績下方修正銘柄のシコー技研、大幅減益決算発表のスパークスが下げ止まらないなど、業績不振銘柄への買い意欲は乏しいと思われるだけに注意したい。