ライブドアショックに揺れた今週。ジャスダック平均が18日続伸、マザーズが1年半ぶりに最高値を更新するなどお祭りムードだった新興市場に衝撃を与えた。マザーズ市場では、2日間で22%の下落し2日間では2000年5月に「光通信・ショック」による27%の下げを記録して以来の下げ幅を記録した。分割バブル、M&Aバブル崩壊といったところか。このライブドアショックが、前代未聞の東証の売買全面停止を招いた。東証は30日に予定していたシステム処理能力の増強を前倒しで実施し、約定件数を従来の450万件から500万件に引き上げるという。ただ、30分の短縮取引にも関わらず、18日は390万件、19日は336万件と取引停止に踏み切る約400万件の水準まで膨らんでいた。ライブドアに週末以降、どのようなニュースが出るか定かではないが、同社のPBRは185円程度(粉飾しているかもしれないが)。債務超過でもないだけにPBR1倍程度の値段で寄り付くとすれば、25日に大商いになると想定される。今回の経緯を踏まえるとそのXデーは数億株(へたすると10億株超)の出来高に膨らむと思われ、綱渡りの続く東証のシステムはどうなるのか懸念されよう。