30日の新興市場は、ほぼ全面高の格好となった。時価総額上位の主力株が揃って堅調に推移。アエリア、ガンホーの急騰がオンラインゲーム、萌え関連銘柄にも波及するなど相場に活気が戻ってきたようだ。IBダイワ、南野建設など、相場の手詰まり感を反映する銘柄は利益確定売りに押され急落しているだけに、健全なマーケット環境となったのではないだろうか。

 また、この日新規上場したジャパンレスキューシステムは公募価格を約2倍の水準でも値付かず、直近IPOの一休、ブロードバンドタワーなども反発するなど、IPO銘柄に対する投資スタンスも徐々に改善しているようだ。売買代金はそれ程膨らんでないものの、今後の相場好転に期待を抱かせる日となった。