24日の新興市場は、総じて売り優勢の展開となった。楽天など時価総額上位が軟調に推移。東証1部市場は後場上昇に転じた一方、新興市場は若干下げ幅を縮小するのみと閑散状態が続いている。ただ、上場2日目のUCSがS高、上場1週間のビスネットが急騰するなど、直近IPO銘柄への物色意欲が徐々に高まっているように思われる。直近IPO銘柄は個人投資家の投資家心理に連動しやすいだけに、今後の相場反転に向けたキッカケになりうるか注目されよう。 
また、25日は8月末分割銘柄の権利付き最終日を迎える。1対5の大型分割を実施するガンホーを筆頭に、2分割以上の銘柄が17もある。分割権利落ち後の乱高下は起きにくくなってはいるものの、権利付き最終日の後場に一段高となる傾向が多いだけにどのような動きを見せるか要注目だろう。