22日の新興市場は、総じて買い優勢の展開となった。東証1部市場が後場一段高となると、歩調を合わせる形で新興市場も上昇した。ただ、楽天、JCOM、インデックスなど時価総額上位の主力銘柄で上値の重かったほか、先週末に比べてジャスダック市場は1割減、マザーズ市場に至っては反動減とはいえ、約半分まで落ち込むなど、いまいち盛り上がりに欠けた。なお、この日からヘラクレス市場では複数気配表示が中止された。板情報を依り所とした投資家の離散→流動性の低下→新興市場の低迷という懸念をしていたが、ガンホー、ブロードバンドタワーの急上昇を見る限り、杞憂に終わったようだ。