19日の新興市場は、総じて売り優勢の展開となった。主力株を中心に利益確定売りに押され軟調に推移する銘柄が目立った。とりわけ、堀江社長の衆院出馬表明を受けて高値更新したライブドアが、引けにかけて急落したことも利益確定売り気運に拍車をかけたと言えそうだ。
 ただ、マザーズ市場の売買代金が前日比1.5倍に膨らみ過去最高額を記録するなど、投資家の物色意欲は旺盛。ぐるなびなど、6月末に分割した22銘柄で新株の効力が発生したが、特に大きく売り込まれる銘柄は見られず、需給環境の好転が窺い知れる。